オープンカードセミナー開催

2009年12月26日

先日、千葉の顧問先で、私の得意としているオープンカードセミナーを開催した。

こう見えても、一応企業コンサルタントもしている。

このセミナー、コピーの残紙などを使用し、その紙に会社の悪口をドンドン書き込むというとても面白いセミナーである。

セミナーと聞くと、ずっと講師の話を聞かなければならないと思うかもしれないが、このセミナーは全くの逆、受講生がドンドン話をし、私が聞き役にまわるから、一日がアッというまに終わってしまう。

今回の会社、社員13名の中小企業で昨年の今頃は、資金ショートするほどの惨憺たる会社だった。

しかし、今年の初めから、奇跡のV字回復を果たした。ボーナスは去年の倍だ。

もっとコンサルタントフィ頂戴っといいたいくらいだ。

奇跡の回復の大きな要因は、社員一人ひとりのやる気やモチベーションを、一つに集めるサークル(委員会)をつくったことである。

そのサークル(委員会)をつくるのが私の仕事、これがカードセミナーの本当の目的である。

今回も大変おもしろい悪口が書き込まれた。社長もタジタジ、おかしかった。

 

 

一例をあげてみる。

「社長の外出は結構だが、行先と連絡先くらいは、ホワイトボードに書き込んでほしい」  パート社員より

「掃除当番が決められたにもかかわらず、男性社員が全くやらない」 女性社員より

「意見が言いにくい雰囲気がある」 新人社員より

「決められたことが継続できない、特に幹部」 男性社員より

「知らない、わからない、自分じゃない」という会社の雰囲気が大嫌い」 男性社員より

「商品の把握や説明など、パート、女性社員がよく理解していない」 幹部社員

「労務管理者を決めてほしい、辞める人が多すぎる」 女性社員他多数

そして、最後のトドメ

「社長の勉強不足」 パート社員 以上

 

どうですか?こんなに自由に言い合える会社って、ありますか?凄いことですよね。

この悪口を解決するために、サークルをつくる、これがオープンカードセミナーの簡単な説明です。

私、このセミナー手法で、ほとんどの会社を黒字化してきたんですよ。10社くらい、しましたかね。

1社やると、半年から1年くらいかかるので、その長さがちょっと大変ですが・。 

このセミナーで、劇的に変わった社長を思い出した。 

とにかく、社員全員が、早く死んでほしいと願うワンマン社長だ。

自分の会社に用事があって、電話をした時の事件。

社長    「おーっ、俺だ」 

新人社員「失礼ですけど、どちら様ですか」

社長  「何ぃ。お前、名前は何だ」

新人社員「〇〇です」

社長「今から行くから、お前待ってろよ」

この社長、来た早々に、バーンとドアをあけ

「〇〇は誰だ!」と社長

「ハイ」と恐る恐る手をあげた新人君。

そしたら、いきなり手をあげた新人君に向かって、ガラスの灰皿が飛び、土下座を強いられた。

そして、オープンカード開催 その会社の奥様の要望で。

予想どおり、さんざんに社員からの突き上げをくった。

そして、現在

「会社は、株主のものではなく、社員、そして社員家族のものです」と改心

もっとも、3年くらいかかりましたが・・。

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鈴木正浩
すずきまさひろ

1961年5月5日生まれ

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際経営学(MBA)修了。千葉県匝瑳(そうさ)市出身。
29歳で地元千葉において、不動産仲介会社を創業。現在は、アパート管理件数はダントツの2000戸を数える。
2009年12月、独自のノウハウを詰め込まれた著書、「25年間アパートの利回りが下がらない<<超裏技>>不動産投資術」を出版

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