半沢直樹と脇役
2013年07月18日
半沢直樹が面白い
視聴率も 好調で
初回19.4%
二回目は 20%を超えたそうだ
個人的には
堺雅人の大袈裟な演技は
リーガル ハイで十分
もう少し
銀行員なので
抑えた演技の方がいいかもしれない
このドラマの絶好調な背景には
脚本や演出の出来もさることながら
この主役を輝かせるための
脇役の好演こそが
このドラマが 好調な理由の一つだろう
中でも 個人的に好きな
国税局 黒崎駿一 役
オカマ統括官の設定で
署員がミスを犯したとき
国税署員の金玉を握る癖が 最高だ
憎々しいセリフと その表情によって
私たち視聴者は より一層の 憎悪を抱き
半沢直樹が いつしか大きくヒーロー化している
銀行の内情を知る
私から言わせれば
5億の焦げ付き
どうみても 刑事事件で警察案件
はやく 通報したほうが よさそうだが・・
それよりも 本当に勉強になるところは
銀行の抵当権が先か
国税の滞納が先か
銀行員ならば この発生期日こそ 大きな明暗をわける
国家権力 そのものである
国税の差し押さえの怖さを
このドラマを通じて 知ることになるだろう
さらに もうひとつ
もはや 主演の沢村一樹を食ってしまっている
こちらも 癖として
自分の思い通りにならないとイライラして
興奮し
「ん ん ん ん」と奇声を発する
セリフよりも
彼の顔の表情に注目してみてほしい
ヒール役だが どうしても憎めない
人間の性 丸出しの好演
本当に高嶋の演技は上手である
こうした脇役があって
主役が光る
プロレスのギミックではないが
悪役とヒーローがいて
プロレスは映える
江川と西本もそうだった
長島と王、いや村山か
陰日向 明暗 悲喜 大小等
山高ければ 谷も深し
対極にあるものによって
主役の魅力が一層 増してくる