脱税じゃないの?
かしこい大家さん、こんにちは。
民主党小沢幹事長が
嫌疑不十分で不起訴になりました。
検察が下した判断ですから、特に問題がなかったんでしょうね、政治資金規正法では。
さて、
私は仕事がら、税務署から年に1,2度「お尋ねの手紙」をもらいます。
「お尋ねの手紙」の内容とは、不動産を買った時の資金の捻出はどうしたのか?と聞いてきます。
幸いにして、私の場合すべて銀行の借り入れなんで、堂々と返事をすることができます。
先月も、一昨年11月に754万円で購入した物件について、お尋ねが来ました。
支払った銀行口座は?
どうのようにして捻出しましたか?
諸経費の明細は?
あなたの年収は?
誰にいくら支払いましたか?
等などです。
このように、私たち普通の庶民でさえ、
税務署から資金の捻出など、常に監視されています。
特に、不動産を購入した場合は特に気をつけなければなりません。
万が一、親の金を使ったり、妻の金使ったりすると
贈与だ!と認定される可能性があります。
贈与はまぬがれたとしても、
親子同士で金銭消費貸借契約書を作成しても、
金利が払っていない!と法定金利5%とられる可能性があります。
以前、私のところに出入りをしていた不動産ブローカーがいまして、
「昔、ねずみ講で儲けた5000万円を子供のマンション資金にくれてやった」
などと、私の事務所でホラ話をしていました。
この話をきいた私は、一切このブローカーとはつきあいませんでした。
なぜなら、5000万円の大金を子供のマンション資金にあげたとたん、税務署が黙っているわけがありません。
きっと、このブローカーはこうして嘘をつき、自分を大きく見せながら、不動産を売りつけ生きてきたんでしょうね。
話は戻しますが、私たちプロもそのへんは十分に気をつけながら、
お客様の不動産購入にあたって相談を受けます。
お客様も、忘れたころに税務署から問い合わせが来て驚き、
後日、資料をそろえ、場合によっては税務署に説明にあがります。
税務署員さんは、昔と違い、言葉遣いも丁寧で、わからないと親切に教えてくれますからご安心ください。
で、今回の小沢幹事長
明らかに
税務上、問題がありますよね。
4億円、4億円合計8億円の資金のでどこは?
親からの遺産だの、死んだ人から預かったなど、
いろんな面白い理由がマスコミに語られてました。
まさか、「死んだ人から4億円預かった」理由で、済んでしまうようなことはないと思いますが・・。
是非、国税庁の特別査察の方々に解明をお願いしたいものです。
8億円といったら、税引き後で考えたら16億円を稼がないとの残らないお金ですからね。
あっ、そうか。
大事なこと忘れていた。
8億程度の脱税では、「知りませんでした」で捕まらないんだ、
そうだよね、鳩山さん。
本当に、いいのでしょうか、こんな事で。
なんて不平等なんだろう、この国はと思います。
私は754万円の家を買っただけで、お尋ねが来るのに。