脱税じゃないの?

2010年02月12日

かしこい大家さん、こんにちは。

 

民主党小沢幹事長が

嫌疑不十分で不起訴になりました。

検察が下した判断ですから、特に問題がなかったんでしょうね、政治資金規正法では。

 

さて、 

私は仕事がら、税務署から年に1,2度「お尋ねの手紙」をもらいます。

「お尋ねの手紙」の内容とは、不動産を買った時の資金の捻出はどうしたのか?と聞いてきます。

幸いにして、私の場合すべて銀行の借り入れなんで、堂々と返事をすることができます。

先月も、一昨年11月に754万円で購入した物件について、お尋ねが来ました。

 

支払った銀行口座は?

どうのようにして捻出しましたか?

諸経費の明細は?

あなたの年収は?

誰にいくら支払いましたか?

等などです。

 

このように、私たち普通の庶民でさえ、

税務署から資金の捻出など、常に監視されています。

特に、不動産を購入した場合は特に気をつけなければなりません。

万が一、親の金を使ったり、妻の金使ったりすると

贈与だ!と認定される可能性があります。

 

贈与はまぬがれたとしても、

親子同士で金銭消費貸借契約書を作成しても、

金利が払っていない!と法定金利5%とられる可能性があります。

 

以前、私のところに出入りをしていた不動産ブローカーがいまして、

「昔、ねずみ講で儲けた5000万円を子供のマンション資金にくれてやった」

などと、私の事務所でホラ話をしていました。

この話をきいた私は、一切このブローカーとはつきあいませんでした。

なぜなら、5000万円の大金を子供のマンション資金にあげたとたん、税務署が黙っているわけがありません。

きっと、このブローカーはこうして嘘をつき、自分を大きく見せながら、不動産を売りつけ生きてきたんでしょうね。

 

話は戻しますが、私たちプロもそのへんは十分に気をつけながら、

お客様の不動産購入にあたって相談を受けます。

お客様も、忘れたころに税務署から問い合わせが来て驚き、

後日、資料をそろえ、場合によっては税務署に説明にあがります。

税務署員さんは、昔と違い、言葉遣いも丁寧で、わからないと親切に教えてくれますからご安心ください。

 

で、今回の小沢幹事長

明らかに

税務上、問題がありますよね。

4億円、4億円合計8億円の資金のでどこは?

親からの遺産だの、死んだ人から預かったなど、

いろんな面白い理由がマスコミに語られてました。

まさか、「死んだ人から4億円預かった」理由で、済んでしまうようなことはないと思いますが・・。

是非、国税庁の特別査察の方々に解明をお願いしたいものです。

8億円といったら、税引き後で考えたら16億円を稼がないとの残らないお金ですからね。

 

あっ、そうか。

大事なこと忘れていた。

8億程度の脱税では、「知りませんでした」で捕まらないんだ、

 

そうだよね、鳩山さん。

本当に、いいのでしょうか、こんな事で。

 

なんて不平等なんだろう、この国はと思います。

私は754万円の家を買っただけで、お尋ねが来るのに。

新しい記事へ<<  

脱税じゃないの?...

  |  トップページに戻る  |  

任意売却(任売)依頼 増えて...

  >>過去の記事へ
ブログランキングに登録しています。もしよかったら、ワンクリックお願いします。!

にほんブログ村 住まいブログ 土地・不動産へ  


鈴木正浩
すずきまさひろ

1961年5月5日生まれ

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際経営学(MBA)修了。千葉県匝瑳(そうさ)市出身。
29歳で地元千葉において、不動産仲介会社を創業。現在は、アパート管理件数はダントツの2000戸を数える。
2009年12月、独自のノウハウを詰め込まれた著書、「25年間アパートの利回りが下がらない<<超裏技>>不動産投資術」を出版

facebook_icon twitter_icon


このエントリーをはてなブックマークに追加

ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 土地・不動産へ
8/17(水)20時開催!
オススメブログ
香港マイタン日記 HSBCお助け支店 海外FXお役立ちガイド
過去記事アーカイブ