おたからや 小岩店
僕の友達に「友ちゃん」と呼ばれている男がいる。
風の吹くまま、気の向くまま、FXと競馬にあけくれるネイチャーボーイだ。
この友ちゃん、現在、東京小岩で古物商 おたからや小岩店の社長をしている。
このお店、人間の性(さが)、場末のドラマが渦巻く、とても楽しい人間臭いお店だ。
店は2階で小さいが、人情味あふれる友ちゃんんを訪ねて行ってほしい。
ただ、私が行くと、安く仕入れたお宝を高く売りつけようとするんで、私とはいつもバトルだ。
このお店、切手、絵画、ブランド物、古銭、バック、など家で眠っているお宝を結構高く買い上げてくれるからとてもいい。
この友ちゃんから電話があった。
僕は前から絵画が好きで、特に藤田嗣治(ふじたつぐはる)が大好きだ。
10号くらいの絵でも数千万円する。
まさかと思ったが、
「鈴木さん、藤田が入ったよ」とのこと
お店からすると、失礼ながらパッチもんだと思って、しばらく行かないでいた。
数週間たったある日、友ちゃんから電話があり
「鈴木さん、藤田嗣治を売っちゃうから早く来てよ」と催促の電話だ。
私も偽物だとわかっていながらも、しかたなく小岩へ向かった。
すると、待ってましたかのように、そこに藤田嗣治のエッチングが置いてあった。
0号のエッチング、小さいエッチングなんでそんな高くはないが・・
ところがよくよく見ると、本物だ。
4万円でいいよと売ってくれた友ちゃん。
その後、銀座画廊に査定を依頼したら、25万円くらいかなぁと回答があった
20万円儲けさせてもらった気分でした。ありがとう
あと、この社長、すぐに顔に出てしまうので、
駆け引きができません。
だから、安心して安く買えますし、また、高く買ってくれるはずですから、どうぞお宝をお持ちになってください。
そして、最後に
この社長 すでに2年前から香港に行って、
積み立てファンドを開始していて、
結構儲かっているみたい
自慢話でもたまには聞きにいくかな