初めての不動産投資 1989年
2009年12月24日
20年位前の話、私は28歳でサラリーマンを辞め、一年半くらい家業の酒屋の手伝いをしていた。
なんにもすることがなくて、毎日の仕事といったら、自動販売機にジュースを補充することばかり、あとは何をしていたかは記憶にないくらい、遊んでいた。
そんなある日、いつものように自動販売機に缶ジュースの補充をしていたら、よく来てくれるお客から、「お兄ちゃん、この辺りに倉庫ないかね」と聞かれた。
私の家の近くには、工業団地があり、当時はバブルの終わりとはいえ、製造業はとても忙しい時代、倉庫不足は深刻であった。
じゃあ、畑をつぶして倉庫をたてちゃえ! それがはじめての不動産投資、とういうかはじめての不動産取引であった。
当時、100坪の広さの倉庫を2000万円で建築し、25万円で賃貸、実にこの20年間、一日たりとも空いたことがない奇跡の倉庫である。
10年くらい前から、さすがに家賃は20万円になったが、いまだに稼働中だ。
でも、倉庫は、本当に怖い
空室がゼロか100%のバクチみたいなもの、私の実家近くの倉庫は、大変な惨状になっている。景気に左右される不動産投資、不労所得などと勘違いしてアパートなど建てる大家さんがいたなら、とんでもないことになる。
では、まず最初に何をしなければならないか?
それは、間取りや建築会社の打ち合わせよりも、自分の持っている不動産エリアに、最強の不動産屋があるかどうかが決めて。
私は、自分なりに納得した不動産屋がいない場合には、そのエリアには絶対に建築はしない。
20年間、一か八かの倉庫を、一日たりとも空室にしない最強の不動産屋を探したことが、この投資の成功の秘訣。
まぐれではない ことだけは申し上げる