地価があがったそうですが
ヤフーニュースから
国土交通省は18日、
2014年の公示地価(1月1日時点)を発表した。
東京、大阪、名古屋の3大都市圏の平均は、
住宅地が前年より0・5%上昇、商業地も1・6%上昇し、
いずれも2008年以来6年ぶりに値上がりした。
全国平均では、住宅地は0・6%下落、
商業地は0・5%下落となったが、
下落率はともに4年連続で縮小した。
安倍首相の経済政策「アベノミクス」や
日本銀行の金融緩和政策の影響などで、
大都市部を中心に不動産市場に資金が流れ込み、
地価の下げ止まりが鮮明になっている。
鈴木コメント
人口が減っている日本において
このようなことは 一時的にはあるにせよ
総じて 地価など 上がるわけがありません。
今後も 間違いなく
おだやかな 上げ下げの繰り返しを経ながら
徐々に下がっていくことでしょう。
地価は オフィス需要や人口流入に比例しますから
確かに オリンピックの影響は大きく
一気に湾岸エリアのマンション来場者数は3倍になりました
さらには
消費税アップ前の特需
これも 影響が大きかったと思います。
しかし
上記のような話は ごくわずかなエリアだけの話
人口が減っている地域では
街のゴースト化(シャッター化)がどんどん進み
とても とても 地価などあがる状況にはありません
平成の失われた25年、デフレによって
日本の土地神話は完全崩壊しました
銀行が土地の含み益だけで追加融資していた
キャピタルゲインは今では 死語となりました。
そのかわり私たちは学習し
本当の地価とは
「土地を活用して価値を生むこと」
と 気が付きました
価値と地価の関係性は、土地の流動性につきます
オイシイ果実がなる 価値のある土地にすることは
間違いなく流動性が高くなります
例えば
二つの隣り合った土地があり
一つは果実がなる土地 もう一つは果実がならない土地
どっちが価値があり
流動性が高いかは 判断するまでもありません
今回の公示価格のごとく
よくありがちで
陥りやすい大きな間違いは
隣の土地が坪30万円で売れたので
俺の土地も坪30万円だということは
絶対に ないのです
では いったい 私の土地はいくらなのか?
その簡易的な答えは
あなたの土地が、
一か月以内に売れる値段が 本当の価値なのです
土地は極めて流動性が悪い
資産であることに気が付くことも大事です
そして、土地の流動性の違いこそが
地価=価格としての 本当の評価であるのです