「絆」 名人 相馬謙一
先日
に 行ってきた。
この町に住む 先輩から
「松葉カニで、あの相馬が腕をふるうので来ないか」と連絡が・・・
年に数度しか行われないそう馬のスペシャルナイト
たった9席しなない カウンターにありつけるには
誰かがやむを得ない事情で
キャンセルした以外には 考えられない
誰がキャンセルしたのだろうか
ま、そんな背景はどうでもいい
私のミシュランガイドでは
間違く3つ星であるそう馬に
ありつけるだけで ラッキーだ
繰り返すが
私の知る限り 日本料理において
ここの主 相馬謙一こそ
日本一の名人であると 思っている
相馬が 名人といわれるその大きな理由には
素材の一番おいしい食べ方を
知り尽くしているところだろう
いつ 何どきに仕込んで 食べてもらうか
すべて 計算して
私たちの前に 料理が置かれる
例えば
今回のテーマは 松葉カニ
福井産 13年もの
特に
カニの甲羅に
虫が寄生しているようなブツブツがあればあるほど
カニみそからその身まで すべてにわたり 上手い
私たちがよく食べる
足の身を一番おいしく食べるには どうするのか?
ボイルして それを氷締めで2時間 ひたし
塩で食べるに限るそうだ
カニがこんなに甘いものなのだと
この時 はじめて知った
一瞬で 口に入ってなくなるカニの身も
こうした仕込みがあって おいしく食べられる
以前 この店でだされた 高級魚 くえの時は
〆てから 長く置く方が うま味がますといわれ
私たちの予約日から逆算して
仲買に注文をだす
野菜にしろ 魚にしろ
そう馬では
至極
あたりまえの 事である
温めて
この名人のお店は
千葉県香取市[旧佐原市)
「そう馬」である
実は この日は 他に用事もあったが
「そう馬」 と聞いて
キャンセルした
しかも わざわざ東京から100キロ先にあるお店だが
万難を排してでも 行く
価値が そこにある
誰もいない カウンターに一番乗り
数々の 受賞歴・・・
そうそう、
この店にくると
必ず 目にする
絆の文字に
この文字を見るたびに
いつも 感じる事がある
それは、料理を食べるにあたり
語り合う友がいて 同じ目的を持つ同志がいて
守るべき家族がいて
そんな 人たちと こころから 信頼をよせ
安心して 食べることができる
「絆」こそ
料理には 欠かせない
一番大事な ソースではないだろうか
この続きは また 書いていく
下記写真は 最後のトリである
炊き込みご飯
2杯おかわりして
お土産も
移動中で 完食
まさに 芸術的な作品です