750万円の貸家へ投資③ 35年間働いてもらいます!!
かしこい大家さん、こんにちは
すっかり、ブログ連載を飛ばしてしまった750万円の貸家への投資 ③をお送りします
私の主張は至ってシンプル
アパートやマンションなどの投資物件を、
利回りを判断材料にしては駄目ということです
(上記の写真が、すべて込みこみ750万円の貸家で、現在65,000円賃貸中
利回りは、10.4%ですが、生涯収入は他のアパート比べて断然違います )
繰り返しますが、アパート投資をするにあたり、絶対に利回りで物件を買ってはいけません。
全く意味がないとはいいませんが、ほとんど意味がないと思って結構です。
築年数が古いアパートと築朝のアパートの利回り比較 いったいどっちが得でしょうか?
潜在的修繕費がどのくらいかかるのかでも大きく違ってきます。
※潜在的修繕費とは、むこう15年間建物を維持するための金額
大家さん事業は、決して不労所得ではありません。
不労所得で老後は安泰と考えている大家さんは、
この時点でおやめになったほうがよろしいでしょう。
僕が、潜在的修繕費にこだわる理由を申し上げましょう。
大家さんの心得として
決して大げさではなく、人の命を預かる商売と思ってください
機会があれば詳しくお話しようと思ってますが、今日は簡単に
いまから5年前、私が所有しているアパートの階段の踏み台がはずれ、
入居人がそんまま転落
足首と肩の骨を折る全治半年の怪我をさせてしまいました
当然、高額な示談金を支払い解決しましたが、
数年分の家賃がなくなった苦い過去があります
命が助かったことが一番ホッとしましたが、
金銭的な負担より、入居人が退院するまでの精神的苦痛は大変でした
もう二度と味わいたくない思いでです。
話を戻しましょう
では、投資にあたりいったい何を目安に判断したらよいのでしょうか?
それは、投資したアパートが、生涯収入がいったいいくらで設定されるかで判断するべきです。
あと、肝心な心得を
買ったアパートは絶対に売ってはいけません、朽ち果てるまで持ち続けていただくことが前提です。
生涯家賃収入-15年分修繕費-15年分固定資産税-空室日数=ネット収入
では、大家さんの仕事は何でしょうか?
ズバリ、もうしあげます。
それは、空室日数をどのくらい減らすことができるかがどうかです。
空室率で判断しては駄目です、
あくまで日数で管理してください。
では、中古アパートを購入したら、
いったいどのくらいの空室日数が妥当なのでしょうか?
当然ながら、0日が一番いいわけですが、
そんなうまい話はありません。
私の場合は、以下のとおり
15年間を一つの区切りとして、目標設定いたします。
空室日数を例えば15年間で1部屋あたり273日で設定します。
これは約5%の空室率にあたります。
家賃60,000円のアパート 一日あたりの家賃2000円としたら
2000円×273日=546,000円の大損になります。
同じ5%の空室率と546,000円の損と、
結果は一緒ですが
表現を比較すると、がぜん546,000円の損に驚かされませんか?
それが、
4世帯あれば2,184,000円の損、
6世帯あれば3,276,000円の損、
10世帯あれば5,460,000円の損
となるからです。
一度に数百万単位の損ではなく、
じっくりと時間をかけながら損が積みあがっていくわけです。
このように、利回り、利回りと
投資家の皆さまは必ず言いますが、
ではいったいあなたは
この投資物件の潜在的な修繕費と
空室日数を設定せずにどうして収益を語れるのでしょう
だからこそ、空室率を考えない利回りなんて、
全く意味がないわけです。
では、次にこの空室日数を
私たち大家が能動的に動いて、減らす方法をお教えします
よくベストセラー本のごとく、修繕がナンチャラカンチャラという話ではありませんので
次回、お楽しみにお待ちくださいませ