かいこい大家さんでも、危険がいっぱい 地盤調査編 ①
2010年01月22日
かしこい大家さんが、物件の仕入れのとき、建物ばかりに気が向きますが、土地の地盤について考えたことがありますか?
この辺は、「水がいいとか」、「地盤がいいから大丈夫だ」、となんら根拠のない近所の人のを聞いて、購入するとエラめにあうことがある。
うまいと言っていた地下水を、ちゃんと調べてみると、大腸菌だらけだったり。
地盤を調査すると、改良工事が必要な軟弱地盤だったりするわけだ。.
すると、ふと疑問に思うことがある。
土地評価をする機関が、土地の査定評価をするのに、地盤を調査しないでどうやって土地の評価がでるんだろうっと?
だって、同じ隣接土地でも、※地耐力が全く違う場合があるのに(たとえば、田んぼを埋め立てたとか)
軟弱地盤(なんじゃくじばん)と判断された場合とそうでない地盤では、家を建てる時の建築費が、全然違ってくる。
地盤改良工事といって、軟弱地盤だと、建物過重に耐えられるだけの地耐力まで、改良工事をしなければならない。
その費用、一般住宅の場合、60万円から100万円くらいまでかかる。
そう考えると、真の土地評価とは、その分下げなければならないのではないかと思うのだが。
※地耐力 一般に木造2階建ての住宅の場合、㎡あたりの建物加重は、6KN/㎡から10KN/㎡(キロニュートン)程度が必要だ。実際の生活加重を考えて、その3倍の地耐力があれば安全とされている。つまりは、30KN/㎡あればよい。
少し詳しく