おとぎの国に来てるようだね
かしこい大家の皆さま こんにちは
鈴木正浩です
昨日のブログでは たくさんの読者様より
「ひとは 説得では動かない 納得して動くんだ」の言葉に対して
心の琴線に触れた 等など
身に余るコメントを頂戴いたしました
ありがとうございます
一方で たまに言われることなのですが
この物件を取得できたのは 鈴木さんは 不動産仲介業なので
いち早く 売主情報をcatchして それを表に出る前に
買ったんでしょう
だから いい物件を取得できるんですよね
とも言われます
さて ご指摘は正しいのでしょうか?
正解でもあり 不正解でもあります
よくよく 考えてみてくださいませ
唯一無二の不動産に対して 売却する方たちの事情も様々です
離婚する方 相続する方、結婚する方 転勤する方 等々
人には言える 言えない 様々な事情をかかえて
不動産売却が行われます
メルマガ一斉送信情報や大手不動産会社、会員サイト物件
我々 不動産屋のHP情報、カタログ 掲示板情報等々
一般的には 情報として 形成化されておりますが
実は 結構な割合で
表だって販売してほしくないと 願う人がいるのです
絶対に口外しないで
水面下で交渉をお願いしたい
そんなお客様は
(私の経験値でいうと)
約15%位は 存在するのです
従って
売主様が すべて 我々 宅地建物取引業者に対して
表だって 広告やHPに載せ
仲介で 依頼するということではないのです
以下 いろんな事情の方々です
「借金返済のため 一秒でも早く 現金化したい人」
「生活保護を受けるために 金額より 処分だけを急いでほしい人」
「近隣の手前 チラシや広告に載せることは 絶対に不可」
「差し押さえ寸前の人」
「共有名義で離婚調停中の人」
「親の余命を知り 相続税対策のために バルク売りしたい人」等々
特に 相続税改正後は
最後のバルク売りが増えてきたように感じます
ここは 私が最も得意とする 取りまとめ方となります
そういえば
バルク売り契約に際し 忘れられない 取引を思い出しました
バルク売りとは たくさん所有する 土地建物を一つ一つ売るのではなく
全部一括で 一筆も残すことなく 売ってしまうことです
この場合 農地や山林などが多く存在して
宝の山だけとは限りません
道路がない土地、使い道のない田んぼなどもあったりしますが
選別してはいけない まとめて すべて買うのがルールです
そのため
この中に 宝もあればそうでないものもたくさんある
いらない土地はあとで自らが処分することを前提として
相場の半値 いや3割で 買えることができるのです
その忘れられない取引とは
契約の最後に 奥様がご主人様に発した言葉です
その言葉とは
「お父さん なんだか おとぎの国に来ているようだね」と
おっしゃっていただいたのです
実は このバルクの中には
TPPより こっちをなんとかしろ!!と 声高々に言いたい
絶対売買不可 農業振興地域の田んぼ、畑などがありました
この御方たちは 体調の問題もあり 耕作放棄地で荒れ果てた
田畑でした
それにもかかわらず
農地に戻せというお役所の指導に耐えられなかったわけです
ご存知 農業振興地域の田畑など
一般の方には 売れない物件ではありますが
私どもでは 一か月も かけずに そのすべての地目変更を行い
取引が成立させることができました
絶対に地目変更はは無理だろうなと
思っていたご夫婦の言葉が
上記の言葉なのです
私も 昨日同様 忘れられない取引について
お話をしてまいりましたが
私も まだまだ 勉強をしなければならないことがたくさんあり
引き続き 鈴木を指名したい と言われるように
コンサル力を磨きながら お役にたてるアドバイザーとして
努力していく所存です