ちょっとプロ向けな不動産話
ちょっと プロ向けな話題を一つ
大方の読者様は こんなこともあるんだなと
参考までにしってほしい
上記 公図の黄色の部分に
地番が入っていない土地がある
地番がない???
私のように生業でやっているものでも
そう 滅多に出会うことではないが
登記の性質上(登記は絶対ではない)
こういうケースはありえる
この場合 このブランクの土地に
実は 2筆 土地が存在するのだが
何らかの原因で こうなってしまったのだ
ならば 法務局が 正せばよい!
と思うだろうが 法務局は 能動的に訂正はしてくれず
実は 公図訂正のため 立証しなければならないのは
所有者なのである(お金は当然 かかる)
話は戻すが
先にも述べたが
この土地には Aさんの土地 Bさんの土地 2筆が混在する
もともと2222-3の地上げは終わっている
私も このブラック土地を買えたら 土地もカタチがよくなる
このブランクだけで900㎡があるが
当然といえば 当然であるが
この土地に対する 銀行の評価となるとゼロ
私たち 不動産屋の査定もゼロ
どうにもならない土地なのである
そうなると ここはプロの登場である
私は 両者にかけあい
この土地の公図訂正をしたらどうかと提案をした
想定内であったが
お金がかかるということで 両者拒否
「誰もやらなければ 一生 無価値の土地と化す」と諭す私
「ならば あんたが 買ってくれよ」と自然な流れ
私が買い上げることになると 坪3000円也
ゼロよりは 良い
それなら 買ってくれと!!
さて ここからが ブラッシュアップ 私の仕事
①法務局の古地図と市役所にある古地図をつなぎ合わせながら
このブランクの土地に 大昔から 2筆
土地が 存在している立証する
②地目を同一にすること
当初は山林と原野であったため
山林に統一に時間がかかった
③所有者A.Bから 私の単独名義にすること
以上 3つの条件をクリアすることで
下記のような 地番2223-1が入った
半年くらい かかったかな
上記 写真ご覧あれ
晴れて 地番が入った2223-1の土地が喜んでいるぞ!!
長い間 「私は誰、私はどこ?」の2223-1君が
万歳しているぞ!!!!!
この土地の評価も みんなと同じ
坪7万円になったぞ
もう 僕は 坪3000円の土地じゃないぞ!!!
あわせて 地形がよくなり
さらに 担保評価が ぐ~んとあがったとさ
めでたし めでたし